こんばんは。ワインでとけるチーズです。
最近は、両親の誕生日プレゼントには少し良いワインを贈っています。
高級ワインは、星の数ほどあるため、毎年送ってもネタにつきませんし、なかなか自分で買うものではないので喜んでもらえます。
飲んだ時の幸せな時間を共有できるのも良く、そして、一緒に飲んで自分もおこぼれに預かれます。笑
筆者が、普段飲み、このブログで紹介するワインは、2,000円程度以下のものが大半ですが、今回はおこぼれに預かり、少し高級なワインの紹介です。
先日プレゼントしたワインはこちら。イタリアのGAJA(ガヤ)という生産者の作る、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」です。
ワイン名の、「ブルネッロ」というのは、ぶどう品種名を表し、イタリアのトスカーナ州のモンタルチーノ地区で、規定された製法を満たして生産されたワインが、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」です。
比較的高級なワインに位置付けられ、日本だと1万円前後が相場になります。
ブルネッロは、「サンジョベーゼ」というぶどうの亜種のようですが、サンジョベーゼから作られる、トスカーナ州で有名な「キャンティ」というワインとは全く別物の印象です。
キャンティは、イタリアらしく、果実味豊かで親しみやすいのに対し、ブルネッロは、果実味豊かではありますが、重厚で貫禄があります。フランスボルドーのカベルネソーヴィニヨンに近いように感じました。
ですので、飲み方は要注意です。飲む前にはワインを比較的高い温度(18℃)とし、1時間ほど前からコルクを開栓しておくのが良いと思います。
私は、キャンティに近いものだと思っていたため、失敗しました。。。15℃程度で開栓直後に飲むと、酸味が鋭く、香りも閉じていたのです。
とりあえずデキャンタに移して空気に触れさせ、10分ほどして温度も上がりはじめると、見違えるような味わいに変わっていきます。香りはどんどん放たれていき、飲んだ感じもすごくなめらか。濃厚な果実味が押し寄せてきます。
2014のワインなので、成熟しているのかと思いきや、飲み頃はまだまだ先だったのです。「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」は、キャンティとは違う、とてもキャパシティの高いワインだということが今回1番の勉強でした。